MENU

【家族のために今からできること】終活とは

終活ってご存知でしょうか。自身の人生の終わりを、残された家族に迷惑を掛けたくないという思いから生前に自分自身で決めておくことなのですが、皆さんはいかがでしょうか。いざという時に備えて、今から準備されておくことをおすすめします。

エンディングノートとは?

エンディングノートとは、万が一の時に残された家族へ向けて、葬儀の方法や連絡先、預貯金、保険の情報などを書き残しておくノートのことです。ここ数年で認知度も高まりました。エンディングノートには遺言書のような法的効力はありませんが、不必要なものではありません。ご家族などへの温かい気持ちを伝えるためにも、双方ともあった方がより良いのではないでしょうか。

エンディングノートは市販されているものもありますが、インターネットなどで無料ダウンロードできるものもあります。エンディングノートには次のようなことを残しておくとよいと思います。

  • ご自分の思い出、自分史 家系図
  • 介護や医療のこと
  • 葬儀やお墓、納骨方法の希望
  • 保険や財産などの記録
  • 家族や親せきへのメッセージリスト

ご自分の思い出や出生経歴、家系図について書いてみましょう

【出生時のこと】
 ・当時の家族構成 
 ・名付けは誰が? どんな意味が込められていたのでしょうか
 ・出生時のエピソード 家族はどんな状況でしたか。

【学生時代】
 ・通っていた学校
 ・仲の良かった友だち 担任の先生
 ・勉強のこと、得意科目
 ・クラブ活動
 ・当時の将来の夢 

【職歴】
  職場の思い出  職務経歴  褒賞や苦労話など 

【趣味のこと】
  例:旅行のこと  一番印象に残っている旅先やホテル・旅館
  愛読書 ・好きな作家・好きな歌、歌手、映画など

介護や医療のこと

エンディングノートに介護についての希望を書いておきましょう。
自らの希望を伝えにくい状態になってしまった時、あなたの希望に合う介護を実現できる可能性が高くなります。

◎介護場所 自宅での介護・介護施設 希望があれば明記
◎介護を依頼したい人・家族
◎介護費用について  負担方法(貯金、年金から)

葬儀やお墓、納骨方法の希望

・葬儀の形・規模
 自宅やホール、誰を呼ぶのかなど、参列者の希望も明記しておきます。
・ 葬儀の費用
 自身の葬儀にいくらかけるのか。 希望予算を〇〇万円と具体的に書いておくと、
 家族が葬儀を決める基準となります。派手なとか、ひっそりとか、曖昧な表記は避けましょう。

・葬儀の生前予約
 生前、自身があらかじめ葬儀の内容を決め、生前予約をされるかたも増えてきました。
 家族への負担軽減や自身の希望を考えてのことだと思いますが、予め家族と話し合いをして
 おいた方が良いでしょう。

・喪主をだれにしてもらいたいか
 一般的には故人の配偶者、長男、長女、親、兄弟の順といわれています。

・遺影
 予め、自分の気に入っている写真を用意しておきましょう。保管場所も明記しておくとよいでしょう。

保険や財産のこと

まず、保険に関しては契約内容、保険会社名、契約者番号、受取人の情報を明記します。財産については、不動産、預貯金、証券、貴金属などの資産一覧とそれぞれの詳細な場所や名義を記載します。また、遺言や信託の有無についても記載することで、後の手続きがスムーズになります。これらの情報は、遺族が適切に対応できるよう正確に記載することが重要です。

家族や親せきへのメッセージ

まず、感謝の気持ちやこれまでの思い出について書きます。次に、家族や親せきがこれからも支え合って生きていけるような励ましの言葉を含めます。最後に、特定の家族や親せきに伝えたい個別のメッセージや、お願いごとがあれば、それも具体的に記載します。これらを通じて、故人の思いや希望をしっかりと伝えることができます。

亡くなった時に連絡してほしい人リスト等作成をして、優先順位をつけておきましょう