たけのこの味噌焼きご飯

たけのこの味噌焼きご飯

4月号は「5月の行事 端午の節句」です。

 「端午」とは、月の初めの午の日、5日のことをいいます。昔、中国で5月5日に行われていた病気や厄災を祓う重五(ちょうご)という節句と、田植えの時期に農家で厄除けとして蓬(よもぎ)や菖蒲(しょうぶ)を飾る日本の行事とが結びつき、端午の節句がはじまったといわれています。端午の節句には、鯉のぼりを揚げ、柏餅やちまきを食べ、菖蒲湯に入るなどして男の子の成長を祝います。

※端午の節句は五節句のうちのひとつです。五節句とは以下の五つをいいます。
● 人日(じんじつ)の節句(1月7日)   ● 上巳(じょうし)の節句(3月3日)  
● 端午(たんご)の節句(5月5日)    ● 七夕(しちせき)の節句(7月7日)
● 重陽(ちょうよう)の節句(9月9日) 
人生という流れの中で遭遇する難関を鯉のように突破して「立身出世」して欲しい、という願いが込められたといわれています。
柏は若い芽が生長するまで古い葉が落ちないことから、後継ぎが絶えないようにという意味があります。
粽(ちまき)には「難を避ける」という縁起物の意味があります。
厄除けとして軒先に飾り、お風呂に入れて菖蒲湯にします。「勝負」「尚武」に通じ、勝負に強くたくましく成長してほしいという願いが込められています

材料
●茹でたけのこ … 中1個
(たけのこの水煮)
●だし汁 … 500㏄
●ご飯  … お茶碗1杯
●片栗粉  … 適量
●刻みねぎ  … 適量
●炒りえごま … 適量

【味噌ダレ】 …
●赤みそ  … 大さじ2
●料理酒  … 大さじ2
●砂糖  … 大さじ2
●みりん  … 大さじ1
●だし汁  … 小さじ1
作り方
.たけのこを縦半分に切って、だし汁で約5~10分程煮て冷ます。
.たけのこの節をスプーン等で優しくくり抜き、くり抜いた節を粗みじん切りにする。表面を少し切り厚さを均等にし、底になる部分を切り落し平らにする。(粗みじん切りしたたけのこは、しっかり水分をしぼっておく)
.くり抜いた部分に片栗粉を軽く振り、ごはんを詰め、ラップで絞めておく。
.【味噌ダレ】 鍋にすべての材料を入れて混ぜ合わせ、赤みそを溶く。中火にかけて2分ほど加熱したら火から下ろし粗熱をとる。
る。
.味噌ダレに、粗みじん切りにしたたけのこを混ぜる。
.オーブントースターの天板にアルミホイルを敷き、サラダ油を薄く塗る。
.ラップを外した3をのせ、ごはんの上に味噌ダレをのせ、オーブントースターで3~5分ほど焼く。
.表面に焼き色がついたら、カットして盛り付け、炒りえごまと刻みねぎをちらして出来上がり。

Point▶カットするとき、バラけないように注意して下さい。味噌を肉味噌に変えたり、ねぎやごまを加えたりしても美味しいです。炒りえごまのナッツのような風味と焼いた味噌が香ばしくまろやかな味わいになります。軽食やおやつにもおすすめです。たけのこを煮ただし汁は、余ったたけのこ等の具材を入れてお吸い物にしてください。今回のきまぐれレシピで使用した味噌ダレは、「自然の味処すまいる」の味噌カツに使用している味噌ダレを使いました。

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