JA多気郡葬祭課提供
虹のホール通信

葬儀、お葬式の知らせは突然やってきます。もしものときに慌てないよう、正しいマナーや作法を身につけておきましょう。

 組合員と年金友の会会員の方には、会館使用料等の組合員特典をお受けいただけます。入会金、年会費等は必要ありません。現在組合員でない方も3,000円の出資でJAの組合員となっていただけます。(JA事業を優位にご利用いただけます。)
 虹のホールは、通夜、ご葬儀、告別式など、宗旨、宗派を問わず、24時間(年中無休)で対応しています。葬儀に関わる費用は、各々のご家庭によりことなりますが、当会館は、安心してご利用いただける葬儀費用のご提案をしています。
 JAでは、各地の風習、ご家庭にあわせたお見積もりができます。「生前見積もり」等、何なりとご相談ください。

遺品整理・不用品回収・リサイクル品買取のご相談承ります!(見積もり無料)

故人様が残して下さった大切な思い出や遺品の数々。
ご遺族の皆様にとっては故人様への思いによりなかなか気持ちの整理がつきづらく、「遺品の整理をしなく
ては…」と思っても、体力的にも、時間的にも困難なケースが多い様です。
◎遺品整理に関する不安
*遺品整理を何処に頼めば良いのかわからない。
*まだ使える物の買取処分の相談がしたい。
*高齢の為荷物が運べない、忙しくて時間が無いなど。
*古いものが沢山で、粗大ゴミが多く手がつけられない。
*「処理手続き」が複雑、「法令手続き」が必要な物もあります。
お気軽に「JA多気郡 葬祭課」までご相談下さい。

枕飾(仏式葬儀)NO,5

◆遺体処置
 一般的には枕経の後、納棺します。しかし遺族によっては、一晩は自宅の布団に寝かせて、納棺は翌日に行うことを希望
する場合もあります。遺体の状況や天候により納棺をすぐにした方がよいか、翌日まで延ばすことが可能か適切に判断す
るようにします。
 納棺に先立って、湯灌、死化粧、遺体衛生保全(エンバーミング)などの遺体処置を施すことがあります。
◆湯灌
 湯灌は①昔ながらの湯灌、②湯灌業者による湯灌(JAでも取り扱っています)があります。
①昔ながらの湯灌
 お湯をわかし、盥に水を入れておき、それにお湯を注ぎ、遺体を洗浄します。水にお湯を足すという、通常とは逆の方法で温度調節をするので「逆さ水」と呼ばれます。近親者あるいは地域の住民により行われてきました。
 これは最近では病院で死後の処置がなされてくることが一般的になったため、行われることが少なくなりました。
②湯灌業者による湯灌
 自宅巡回の老人入浴サービスから転じたもので、車に浴槽を積み込み、自宅を訪問して、あるいは民間斎場室にて湯灌のサービスを行います。こうしたサービスが流行したのは90年代に入ってのことです。
 一定の儀礼形式を踏み、布で遺体を隠し、シャワーで遺体を洗浄して、着替え、化粧までを施すものです。
※葬儀概論より

枕飾(仏式葬儀)NO,4

◆枕経(まくらぎょう)
枕経の起源は、中世の浄土教の時代に、死の際にある本人と共に誦経、念仏した臨終行儀にあると言われています。
仏式の場合、亡くなったらできるだけ早く檀那寺(真宗ではお手次寺)に連絡して僧侶に来ていただき、枕飾りのできたところで読経していただきます。
檀那寺が遠いときには、そこから紹介していただき、近くの僧侶にお願いすることもあります。
故人に対して読経して聞かせるという考え方、または仏壇の内仏あるいは本尊に向かって読経するという考え方など、宗派により考え方が異なります。
枕経(枕づとめ)をあげていただくときには、喪服ではなく、平服でよいとされます。
枕経の後、葬儀の次第その他を僧侶と相談します。既に戒名(法名、法号)をいただいているときは申し出、そうでないときは故人の人柄などを話しておきます。
最近では、通夜のときに枕経をあげることも少なくありませんが、本来は死亡直後につとめます。
キリスト教の場合には、危篤、臨終のときから神父または牧師が立ち会うことが原則になっています。   

枕飾(仏式葬儀)NO,3

◆四華(しか)
 四華は四華花、死華、死花、四花、紙花などと書き、シカ、シカバナと言われます。
 釈尊の死を悲しんで、沙羅双樹林が白変し、その遺体を覆ったとする故事に基づくとされています。
 一般的には、白紙を細長く切り、横に細かい刻み目を入れて細い棒に螺旋状に巻きつけ、4本を一つの台に挿して2台を一組とします。地方により作り方が異なります。
◆忌中札
 玄関に「忌中」と書いた札を揚げることもあります。死穢を他に及ぼさないように告知し、遺族は死の穢れに染まっているのでこもっていることを知らせることからきたものです。現在では死者の出た家であることを告知するという現実的な意味が強くなりました。
 さまざまな形式がありますが、簾を裏返しにして垂らし、その上に「忌中」と書いた紙を貼ることもあります。
 昔の死穢観念の名残であるとして用いないこともあります。

枕飾(仏式葬儀)NO,2

◆ 逆さ屏風
 古くからの風習で、遺体の周囲に屏風を上下逆さにして立てることです。死の世界は日常の世界とは逆であるとの考えから、上下を逆にすると言われます。屏風をめぐらすのは、遺体を悪霊から守るため、あるいは死霊が周囲の人に及ばないように、などと土地により相反する言い伝えがあります。
◆ 枕飾り
 遺体の枕元に、上に白布を敷いた小机か、白木の台を用いて荘厳(=お飾り)します。枕飾りのときに置く仏具、供え物は、宗派や土地により異なります。一般的には三具足を備えます。香炉を中心に、遺体に向かって右側に燭台を置き、左側に花立てを配します。香炉には線香を1本立て、燭台には白の一本ロウソク、花立てには一本樒を飾ることが一般的です。これらは1本が原則とされます。但し、宗派によりこれを俗信として排し、線香を立てないで適当な長さに折った線香に火をつけ香炉に寝かせるなどの場合があります。また、花たても使用しないことがあります。供え物には、浄水、枕団子(三法に白紙を敷いて6個の団子を載せる)、枕飯(一膳飯、故人愛用の茶碗に丸く山盛りにして箸を1本立てる)などがあります。しかしこれらも、宗派や土地の風俗により異なり、遺体に備えるものではなく不要とされますし、枕団子と枕飯のどちらかとするなどの場合があります。枕団子や枕飯など食べ物を供えるのは、死体から遊離した霊魂を食事の魅力で呼び寄せ蘇生させる「魂よび」の一種であるとか、霊魂が善光寺参りをするための弁当であるなどして伝えられてきた習俗です。亡くなったらすぐ作るものとされています。香やロウソクの火は消さないようにするものと言われています。

枕飾(仏式葬儀)NO,1

◆ 神棚と仏壇
 神棚には白紙(白い半紙)を貼る習慣が多く見られます。これは神道が穢れを避けることから、死穢が神棚におよばないようにということで行います。
 この作業は、忌みがかっていない人に頼んでやってもらうこととされ、忌明後に取り除きます。仏壇の扉については諸説ありますが、開けておくのが基本とされています。
◆ 守り刀
 遺体の枕元あるいは遺体の上に守り刀、刃物を置く習慣があります。
 死者が武士の場合に枕元に刀を置いた名残であるとか、魔除けや死霊に対する鎮魂のため、死者の魂が持ち去られることを防ぐため、死霊を封じ込めるため、などの様々な言い伝えがあります。
 このため遺体の上に置く場合でも刃先を足の方向にするか、顔の方向にするか、直角に横に置くか、など地方により異なります。

葬儀の依頼について

葬儀依頼受付はしばしば電話で行われます。
精神的に動揺してみえることが多いですが、できるだけ落ち着いてお話ししていただきたいと思います。
電話依頼時の聞き取り、確認は以下の通りです。
❶電話をかけている人の名前、故人との関係、連絡先の電話番号
❷故人の名前と年齢、性別
  名前については漢字まで確認します。(例)上田義雄(上下のウエ、田んぼのタ、義務のギ、英雄のユウ)
❸亡くなった場所、遺体の現在の安置場所
  死亡地と現在の安置場所が同じとはかぎりません。
❹現在の遺体安置場所の住所、電話番号
  病院であればその名称と住所、電話番号、病室か霊安室かなど。自宅であればその住所、電話番号。
❺遺体搬送をするかどうかの確認と搬送が必要な場合、搬送先の名前、住所、電話番号、霊柩車を着ける時間
  病院からの場合は、霊柩車を着ける時間を看護師に聞いてください。
❻遺族の住所が4.5と異なるとき、世帯主の名前、住所、電話番号
❼宗派の確認
  枕飾りの用意などもあるため、宗派がわかっている場合にはそれを聞いておきます。

葬儀の実際 《No.1》 死亡診断書(死体検案書)の確認

法律的には、医師による死亡診断書または死体検案書の交付をもって確定します。したがって遺体の取扱いにあたっては、まず死亡診断書または死体検案書が交付されていることを確認する必要があります。
〜 死亡届 〜
●死亡の届け日は、届出義務者が死亡の事実を知った日から7日以内(但し、国外で死亡した場合には、
 死亡の事実を知った日から3ヶ月以内)に行わなければなりません。(戸籍法第86条第1項)
●死亡届を届け出る義務のある人は、順に[ ①同居の親族 ②その他の同居者 ③家主、地主または
 家屋もしくは土地の管理人 ]となっています。(戸籍法第87条第1項)
●死亡届は、届出義務者の順にかかわらず行うことができます。また、同居している親族以外の親族でも
 行うことができます。(戸籍法第87条第1,2項)
●死亡の届け出は、死亡した本人の本籍地、届出人の居住以外に、死亡した土地の市区町村で行うことができます。(戸籍法第88条第1項)
●死亡地が明らかでないときは、死体が最初に発見され地で、汽車その他の交通機関の中で死亡があったときは
 死体をその交通機関から降ろした地で航海日誌を供えない船舶の中で死亡があったときは、その船舶が最初に
 入港した地で、死亡の届出をすることができます。(戸籍法第88条第2項)
 市区町村の戸籍係への死亡届の提出は、届出人以外でも代行することができますが、届出人の印鑑を持参する
 必要があります。また、死亡届は24時間受け付けています。 『参考:葬儀概論より』

Q.会員制度はありますか?また会員の掛金(入会金・年会費等)はありますか?

A
当JAに会員制度はございません。どなたでもご利用できます。

亡くなられた方 会館使用料金
一般の方 43,200円
正・准組合員またはその家族 21,600円
年金友の会会員 本人 0円

 詳しいことは葬祭課までお問い合わせください。
 また組合員でない方も1口3,000円より出資をしていただく事によって組合員にご加入していただけます。
 年金友の会員は、その時点で年金をJA多気郡でお受け取りになっておられる方です。JA多気郡で年金を受け取って
 いただいている方は、お申込みしていただかなくても自動的に友の会会員になっています。
 各地の風習、ご家庭に合わせたお見積もりができますのでお気軽にご相談ください。

Q.特典や割引制度はありますか?

A
A.組合員様や年金友の会の会員様には、会館使用料金の割引制度があります。

Q.家族が病院で夜中に亡くなった場合まずどうしたらいいでしょうか?

A
JA多気郡葬祭課(☎0596-52-2442または 0120-20-2442)に電話をしてください。24時間受付しております。電話で下記の事がらを確認させていただきますのでお答え下さい。
● 電話をかけていただいている方のお名前、故人との関係、連絡先の電話番号
● 故人の名前(漢字)、年齢、性別、住所
● ご遺体の現在の安置場所(病院や自宅など)
● ご遺体の搬送が必要な場合、搬送先の場所、世帯主氏名、住所、電話番号
● ご遺体の搬送をするかどうかの確認、霊柩車を着ける時間(エンゼルケアが終わる時間を看護師さんに聞いてください)
● 宗派の確認(枕飾りなどの準備のため)
● 式を執り行うところ(ホール・自宅・寺・公民館など)

Q.故人が自宅に到着したらまずなにをしたらいいですか?

A
 寺院様(神式の場合は神官様)に連絡をしてください。枕経(神式の場合は枕直しの儀)をしていただきます。寺院様(神官様)の都合に合わせてJAが受付にお伺いし、式の段取りなどを決めていただきます。

Q.グリーフワークの今日的状況

A
 家族分散や核家族化が進み、同じ家族であっても同じ程度の悲しみを体験するとはかぎりません。ある人々は死を納得し、それほどの悲しみも感じない一方で、少数の特定の家族だけが深い悲しみに陥ることがよくあります。誰が悲しみを抱えているか、よく注意する必要があります。また、長い看護の末に亡くなる方が増えています。家族が医師から早い段階で死の告知を受けている場合、入院中のまだ生きている段階なのに、死別の悲嘆が家族を襲うこともあります。
 さらに、老人ホーム、老人病院、その他の医療機関に長期入院の末に亡くなったときには、死別の悲嘆が家族を襲うのではなく、付き添いの人、看護師など家族以外の人に現れるような事態もあります。その他、家族よりも親しくしていた友人などに悲嘆現象が生じることもあります。
 葬儀の場面においては、家族だけでなく、こうした悲しみを体験している死者と身近な人の心にも配慮する必要があります。

Q.死別の悲嘆のケア(グリーフケア)について〈4〉

A .(先月号からの続き)
5.自分の悲しみの体験を分かち合う ケアする人が家族の死に出合った体験をもっているのであれば、自分の体験した悲しみを思い起こし、その気持ちを大切にして相手に接することで、しばしば共感し合うことができます。また、そうした体験のない人も自分の場合のことを想像して、その立場で相手に接するとよいでしょう。
6.事務的煩雑さの負担をかけない 死後の事務的な処理が煩雑で、負担になるようでしたら、周囲の人が代行して、その人の気持ちの負担を軽減してあげることは大切なことです。しかし、もしその人が、それをすることを心から望むならば、代行を申し出ることがあっても、無理やりその仕事から引き離すことはマイナスになることがあります。
7.笑いや休息は不謹慎ではない 悲しみにある人が通夜や葬儀の場で他人の冗談に笑っても、疲れて休息をとっても「不謹慎である」と非難してはなりません。本人が自然に行うことであれば、悲しみというストレスには、笑い、ユーモア、休息は必要なことである、と理解すべきです。
8.健康管理に気をつける 遺族は不眠におちいったり、しばしば健康を害しやすくなります。健康に注意することと、適切な運動が必要となります。 

Q.死別の悲嘆のケア(グリーフケア)について〈3〉

A .(先月号からの続き)
4.悲しみを避けない
 子どもを交通事故で亡くした親にかわいそうだからと傷ついた子どもに会わせない、あるいは残酷すぎるからと火葬場に行かせない、などというのは周りの配慮から出る行動ですが、時折、これが逆効果になり、遺族が死の現実をなかなか受け入れられない結果になることがあります。本人が望むのであれば遮らず、辛い現実であっても対面させることが大切です。
 親を亡くした子どもにも「長い旅行に出た」「お星様になった」と現実をあいまいにして説明するのではなく、子どもが真実を知ることを望むなら死亡した事実をきちんと説明すべきです。親を喪った子どもは、死の悲しみを論理的に表現できないことがあります。しかし感情としては理解しており、不安・悲しみが行動などにさまざまな形で現れ、情緒が不安定になったり、暴力的になったり、落ち着きを失ったりします。注意して見守る必要があり、悲しみを表現させる努力が必要です。

Q.死別の悲嘆のケア(グリーフケア)について〈2〉

A .(先月号からの続き)
2.悲しみの中にある人に大切なのは、説教したり、助言したりすることではありません。同じ目線に立って、その人の想いを静かに聞いてあげることです。しかし、無理して話をさせることは逆効果になることもあります。相手が話したいときに、その人の想いを吐き出させ、怒りに対しても遮るのではなく、その怒りを発散させることが必要です。
3.一人にしない
 孤独感が強い、周りの人に敵意を抱く、そんな状態のとき大切なことは、気をつけて側にいてあげることです。監視するのではなく、その人の側に静かに寄り添ってあげることが必要です。〈次号に続く…〉

Q.死別の悲嘆のケア(グリーフケア)について

A .死別によって強い悲嘆に陥っている人へのケア(グリーフケア)の仕方にマニュアルはありません。
 個別状況の違いが大きいのです。そのことを理解したうえで次の原則を頭に入れておく必要があります。
 1.「忘れろ」「がんばれ」「しっかりしろ」は避ける。
 悲しみにある人に、悲しい事実を忘れることを強いるのは一般的にマイナスになります。むしろ悲しい
 事実をみつめることが大切です。また、「がんばれ」「しっかりしろ」は励ましのつもりでしょうが、悲しみに
 ある人にはかえって負担が大きいのです。むしろ悲しみの状態を理解してあげることが必要です。〈次号に続く…〉

Q.グリーフワークとはなんでしょう?〈4〉

A .〈前回からの続き〉
〔第4段階 抑鬱と精神的混乱〕
空想の中で死者がまだ生きていると思い込んで、そのように実生活でも振舞ったり、孤独感に襲われて人
間嫌いになったり、気が沈んで引きこもってしまったりします。また、やる気を失い、何をしていいかわからな
い状態になることがあります。この抑鬱状態はしばしば長く続きます。
〔第5段階 死別の受容〕
辛い現実をみつめ、死の事実を受け入れようとし、ユーモアや笑いを取り戻すことにより、悲しみから立ち
上がる状態です。
もちろん、全ての人がこれらの段階をそのまま辿るとは決まっていません。また、言葉で「悲しみ」と表現し
ても、死別の悲しみの表れ方は多用です。しかもこれは死別に出会った人が陥る自然な心理状態であっ
て、けっして病気ではないということを理解する必要があります。人の死とは、愛する人にとって心を揺り
動かすほどの大きなできごとなのです。

Q.グリーフワークとはなんでしょう?〈3〉

A .〈前回からの続き〉
〔第2段階 拒否〕
死亡の事実そのものを認めず、きっとどこかに生きていると思い込んだり、あるいは、死亡の事実は一応客観的には認識してはいるものの、主観的にはまだ生きているという思いが行き来している状態です。
〔第3段階 パニックや怒り〕
自分が制御できなくなりパニック状態に陥ったり、あるいは理不尽で不当な運命に対して激しい怒りが生じます。この怒りを制御したり、内にとどめておくと怒りは反転して自分に向かい、自己破壊に陥ったり、心身の健康を損なったりする危険性があります。また、周囲の人々や死者に対して敵意の感情を抱いたり、死者に対する自分の過去の行為を悔い、「あんなことしなければよかった」「ああすればよかった」と罪の意識にさいなまれることがあります。

Q.グリーフワークとはなんでしょう?〈2〉

A .〈前回からの続き〉葬儀は遺族の心の深い悲しみを思いやり、グリーフワークに役立つものとなることが大切です。このためには死別によって引き起こされる悲しみはどんなものかを知る必要があります。
《死別の悲嘆のプロセス》
亡くなる人と深い愛情関係に結ばれていた家族、あるいは突然の死に出会った家族が、死と対面してたどる心理的プロセスは次のように理解されています。
*以下は、E・キュープラー・ロス「死ぬ瞬間」により、死を宣告された末期患者の心理プロセスの骨格を参考にしながら、野田正彰「喪の途上にて」、A・デーケン
 「死とどう向き合うか」などを参照してまとめたものです。
〔第1段階 衝撃〕
ショックを受けて取り乱す人、あるいは、ショックによって現実感覚が一時麻痺状態に陥る人がいます。
表面的には平静ですが、内面ではショックを受けており、平静状態と呆然状態が交互に現れる例もあります。

Q.グリーフワークとはなんでしょう?

A 「グリーフワーク」は葬儀の機能として近年注目されているものです。愛する家族の一員を喪った家族は、悲しみに襲われます。これは、特別なことでも、病気でもなく、自然なことです。この悲しみは悲しむことにより自然に治癒されていきます。この遺族の悲しみの営みを「グリーフワーク」と呼びます。
 グリーフワークは直訳すると「悲しむ作業」です。グリーフは英語で、通常の悲しみとは別の、特に死別などで引き起こされる深い悲しみ、悲嘆を表す言葉です。
 葬儀は、遺族の心の深い悲しみを思いやり、グリーフワークに役立つものとなることが大切です。

Q,遺体を安置したときに置く三具足(みつぐそく)、五具足(ごぐそく)の 位置について教えて

A 三具足は基本的な仏具で、香炉、燭台、花立、(花瓶)からなります。三具足では、中央に香炉、向かって右に燭台、左に花立を配します。五具足は、中央に香炉、その両側に燭台、さらにその外側に花立を配します。燭台一対、花立一対、香炉で五具足です。

Q,布施とはなんでしょう?

A 仏教では布施は菩薩(悟りを求めて修行する人)が行うべき6つの実践徳目の1つとされており、施す人も、施
される人も、施す物品も本来的に空であり、執着心を離れてなされるべきものとされています。布施はさまざまに分類されますが、一般的には次の3つに分けられます。
1.財施
出家修行者、仏教教団、貧窮者などに財物、衣食などの物品を与えること。仏教の教えへの感謝を表し、施すことです。
2.法施
正しい仏法の教えを説き、精神的な施しを行うこと。僧侶の務めとされています。
3.無畏施
施無畏とも言い、不安やおそれを抱いている人に対し安心の施しをすること、困った人に対し親切を施すこと、などです。
葬儀において、僧侶は枕経、通夜、葬儀式などの法要を営むことによって法施を施し、遺族はこれに対して感謝して財施で応えるという関係にあります。僧侶が法要を営むことは、ビジネスではなく、あくまで法施です。遺族も葬儀での「お布施」は法要執行への対価として支払うのではなく、あくまで財施として行うのだ、というのが本来の考え方です。

Q 葬儀・告別式ってどんな意味がある儀式なの?

A 葬儀・告別式は、葬儀式と告別式という本来は違った性格の儀礼が合体したものです。葬儀式は死者をこの世からあの世に引き渡す宗教的な儀礼であり、告別式は、会葬者が遺族に慰めの言葉を寄せ、一人一人焼香また献花して死者に別れを告げる儀礼です。告別式は故人の知り合いの人たちが弔問する場を儀式として組織したものです。したがって葬儀式は、宗教的儀礼であり、告別式は社会儀礼であるといえます。

Q 通夜はどんな意味がある儀式なの?

A 通夜とは古代の殯(もがり)の遺習であるとか、臨終の際の看病の延長にあるものであるとか言われます。夜伽(よとぎ)とも言われ、夜を通して死者を見守ります。しばしば死者の枕元でお経が読まれ、念仏が唱えられました。
 死とは法律的には「心停止」というある<点>ですが、遺族や身近な人たちにとってはすぐ受けられることではありません。そこで夜を徹して死者の枕元に侍(はべ)り、生きていると同じように仕えます。ある意味では、死者と最後に過ごす大切な時間であると言えます。
 念仏を唱えるのも死者と共にするのであり、食事も死者と共に与かり、死者と遺されたた者が最後に交わりをもつ時間なのです。遺族にとって死者はまだ完全な死者として認められた存在ではなく、生と死の境界線上にあって気持ちが揺れ動き、矛盾に満ちた状態にあります。事実、遺族の心情においてはまだまだ生きている家族なのです。こうした遺族の心情を大切にして通夜を過ごしたいものです。遺族が亡くなった方を囲んでお別れのための充分な時間をもつということは通夜の大切な機能なのです。

殯(もがり)・・・亡くなった人を埋葬する前、しばらくその遺体を棺に入れて安置すること。

Q 家人が亡くなり、いざ葬儀をしなければならないとき、冷静に物事が考えられるでしょうか?

A 遺族にすれば、葬儀の経験はあまりないのが一般的です。JAの葬祭課では、遺族が適切な判断ができるようにできるだけ情報をわかりやすく、広く、正確に、公平に提供する責任があります。ここで重要なことは選択し、決定するのは遺族の権利だということです。 
 しかし、最も重要なことは「故人中心」ということです。残された家族の考えも重要ですが、送る人が故人に想いを集中することがよい葬儀を実現するポイントになるのです。
 ですから、できるだけ故人が生前言っていたこと、書き残したことなど故人の考えを中心に進めたとき、葬儀もうまくいくケースが多いようです。喪主の選定、会葬者の扱いなどできるだけ「亡くなった人本位」の方法で決定するのが良いと思われます。

Q 家族が病院で夜中に亡くなった場合まずどうしたらいいでしょうか?

A JA多気郡葬祭課(下記)に電話をしてください。24時間受付しております。電話で下記の事がらを確認さ
せていただきますのでお答え下さい。電話をかけていただいている方のお名前・故人との関係・連絡先の電
話番号、故人の名前(漢字)・年齢・性別・住所、ご遺体の現在の安置場所(病院や自宅など)、ご遺体の搬送
が必要な場合、搬送先の場所・世帯主氏名・住所・電話番号、ご遺体の搬送をするかどうかの確認・霊柩車
を着ける時間、宗派の確認(枕飾りなどの準備のため)、式を執り行うところ(ホール・自宅・寺・公民館など)

Q,故人が自宅に到着したらまずなにをしたらいいですか?

A 寺院様(神式の場合は神官様)に連絡をしてください。枕経(神式の場合は枕直しの儀)をしていただき
ます。寺院様(神官様)の都合に合わせてJAが受付にお伺いし、式の段取りなどを決めていただきます。

お香典について

 通夜や告別式に参列するときにはお香典を不祝儀袋に入れて用意します。不祝儀袋の表書きは宗教によって異なります。

【仏式】
「御霊前」「御香典」「御香奠」「御香料」など。「御仏前」は四十九日以降となりますが、真宗・浄土真宗においては、「即身成仏」の教えにより葬儀から使用することもできます。

【神式】
「御玉串料」「御榊料」「御神前料」があります。不祝儀袋に蓮の模様が書かれているのは仏式用ですので蓮の絵が書いてない袋を選びます。

【宗派がわからないとき】
どの宗派でも共通で使用できるのは「御霊前」です。不祝儀袋は蓮の絵の入っていないものにしましょう。
お札の入れ方は、不祝儀では下向きに、ちなみに祝儀は上向きにします。

葬儀に関して詳しくは、
JA多気郡葬祭課 TEL.0596-52-2442 FreeDial 0120-20-2442へお気軽にお問い合わせください。

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